名称(現社名) 鎮座地 設立者 鎮座年
 1 櫻山招魂場(櫻山神社)  下関市上新地町2-6-22  騎兵隊 元治元年5月
 2 赤妻招魂場(赤妻神社) 山口市下宇野令828  長州藩 元治元年7月
 3 八田山招魂場(大島神社) 周防大島町1382-2 長州藩 慶応元年
 4 朝日山招魂場(朝日山護国神社) 山口市秋穂二島512-1 鋭武隊 慶応元年4月 
 5 山手招魂場(栄山神社)  山口市小郡下郷233-2 集義隊 慶応元年7月
 6 勝野原招魂場(中山神社) 下関市綾羅木本町7-10-8  長府毛利氏 慶応元年11月
 7 惣田山招魂場(麻郷護国神社) 熊毛郡田布施町麻郷405  長州藩 慶応2年
 8 桑山招魂場(防府市護国神社) 防府市桑山1-4-1  整武隊 慶応2年10月
 9 維新招魂場(宇部護国神社) 宇部市中宇部1631 福原五郎氏 慶応2年11月 
10 物見山招魂場(厚狭護国神社) 山陽小野田市郡225-2  毛利能登氏 慶応2年11月 
11 吉敷招魂場(良城神社)  山口市吉敷1573-1 毛利出雲氏 慶応2年11月
12 山添招魂場(下松護国神社) 下松市末武上139-2  長州藩 慶応3年
13 後山招魂場(湯野神社)※3 周南市湯野後山 樫田小輔氏 慶応3年
14 鳶巣招魂場(船木護国神社)※1 宇部市船木430 長州藩 慶応3年3月
15  江良招魂場(江良神社)※2 山口市宮野江良  長州藩 慶応3年5月
16  万倉招魂場(万倉護国神社) 宇部市万倉口ノ坪 國司健之介氏 慶応3年11月
17  関所山招魂場(岩国護国神社) 岩国市今津町6-12-23 毛利経幹氏 明治元年
18 永添山招魂場(萩市護国神社) 萩市椿東永添山 千城隊 明治元年
19 三蔭山招魂場(三蔭山神社) 萩市須佐4603-1 兼重厚平氏 明治2年
20 永源山招魂場(富田護国神社) 周南市富田176  徳山藩 明治2年
21 浮島招魂場(昭和22年 萩市護国神社に合祀) 萩市土原606 振武隊 明治2年6月
22 峨眉山招魂場(光峨眉山護国神社) 光市室積村2601-15 遊撃隊 明治3年
23 山口県護国神社  山口市平野2-2-1 防長靖献会 昭和16年
24 埴生護国神社 ※3 山陽小野田市埴生 不明
25 吉部護国神社※3 宇部市吉部  昭和44年

長州藩招魂場について
  現今、山口県には元治から明治初期にかけて設立された招魂場は22社あり、その後昭和に入り3社の設立が確認される。しかし、21の浮島招魂場は永添山招魂場(萩市護国神社)に合祀され当地に参拝はできない。
  現在、宗教法人に登記されておらず、公式的に確認できない招魂場もある。又、2の赤妻招魂場は赤妻神社にある招魂碑で、錦小路頼徳1柱のみ、6の勝野原招魂場(中山神社)も中山忠光1柱のみ祭った特殊な招魂場と言える。
  現在招魂場として社殿を有し、比較的整備されている招魂場は12社程度といえる。(昭和創建を除く)

下記に確認されている招魂場(護国神社)を紹介する。

赤字は碑と共に、神殿、幣殿、拝殿等の社殿を有する護国神社
※1 社殿が老朽化の為、平成30年、新社殿が完成。
※2 昭和40年移鎮された石碑のみあり。仁壁神社内。
※3 宗教法人格を持たない護国神社、境内社等
参考文献:国学院大学研究開発推進センター 研究紀要 等より

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