万倉神道祖霊社

由 緒 : 神葬祭による神徒の方々のご先祖様が祭ってあります。

神徒とは、神式により先祖供養慰霊を行う信者で、信徒とも言い、当社ではあえて神徒と申しております。

当祖霊殿は、近郷の方々の神徒の方のお社で、平成18年12月3日改築新装成りました。前祖霊殿は昭和30年、戦後の復興覚めやらぬ時期、資材の不足な中、先祖の御霊が安らかにと、建立されましたが、平成16年100年の安寧を図るべく、機運高まりこの度新装となったものです。神徒の方々は東京在住の方を始め名古屋、大阪等の方々もおられます。


万倉祖霊殿 神殿内部

神葬祭
神葬祭はいくつかの祭典から構成されています。

 帰幽報告 個人がなくなったことを氏神様に報告致します。 
 枕直しの儀  遺体を整え殯室(遺体を安置する部屋。一般的には自宅の床の間に安置します)に生前のごとくお休み頂き、灯明を絶やさず、肉体より離れようとする霊が、再び肉体に戻り、生き返ってほしいと夜もすがら祈りつづける事になります。このとき頭部を北枕に安置するのが通常です。方位明確無き場合、床の間に向かって右に安置します。(北は上位を意味します)その際、さかさ屏風か白の屏風を立て、守り刀を胸元に置き、一つ火灯火を点け、神酒、水、塩、洗米を供え、神官による儀式が執り行われます。この時、神官と告別式等の打合せがされます。
 通夜祭 一般的に通夜と称されております。家族や生前親しかった者が集まり、夜通し故人を偲びます。この通夜祭の際、遷霊祭を行います。この祭祀での遷霊は万倉神道祖霊殿に納める喪家の霊璽に御霊を遷す祭祀となります。 
 告別式  故人と最後の別れとなります。同時に遷霊祭と発柩祭が行なわれます。この遷霊は喪家の御霊社(舎)に納める霊璽に御霊を遷す儀式と成ります。即ち通夜祭並びに祭場祭を行うことにより、万倉神道祖霊殿並びに喪家の御霊舎に納める各々の霊璽に御霊が遷されたことに成ります。(告別式の式次第は下記)
  @ 祭員入場
A 開式の辞
B 修祓の儀(しゅばつのぎ) 
C 齋主一拝(さいしゅいっぱい) 
D 献饌の儀(けんせんのぎ) 
E 帰天奏上(きてんそうじょう) 
F 遷霊の儀(みたまうつしのぎ) 
G 献供の儀(けんぐのぎ)
H 誄詞奏上(しぬびことばそうじょう)
I 弔辞
J 弔電披露
K 斎主玉串奉奠(たまぐしほうてん) 
L 喪主玉串奉奠
M 喪主(親族代表)挨拶
N 親族玉串奉奠
O 会葬者玉串奉奠 
P 撒饌の儀(てっせんのぎ) 
Q 齋主一拝(さいしゅいっぱい) 
R 閉式の辞
S 齋員退場
 火葬祭  火葬に付す際の祭礼です。(火葬場にて執り行いますが、祭典自体は非常に短いものです)
 十日祭  逝去の日より数えて十日目の慰霊祭ですが、昨今は告別式の当日、お骨が帰られたら斎行いたします。
 二十日祭  二十日目に喪家の祖霊舎にて斎行。
 三十日祭  三十日目に喪家の祖霊舎にて斎行。
 四十日祭  四十日目に喪家の祖霊舎にて斎行。
 五十日祭  逝去の日より数えて五十日目の慰霊祭です。親戚等呼び行われ、一般的には納骨となります。



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